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インサートナット 概要・一覧

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インサートナットとは

成形後インサートナット・成形時インサートナット・その他六角ロングナット、図面品


標準規格品

 


特注品


インサートとはプラスチック成形に使用するナットのことです。

プラスチック成型は現在多種多様に渡り使用されており、その範囲も拡大の一途であると思われます。
しかしそこに取り付けられるインサート金具については規格化されていない品物が多く共通性のないものが主でした。
「成型時に使用するインサートナット」「成型後に使用するインサートナット」の両方について規格化した製品をご紹介致します。

インサート使用例

自動車(エンジン関係、ランプ関係)、家電(テレビ、冷蔵庫、電話、照明)OA機器(パソコン、プリンター)、ゲーム機、携帯電話、航空機部品等

2001年11月より、製品材質に「環境にやさしい新合金」(鉛含有量0.1%以下。従来は1.8~3.7%)を使用した製品の製作をはじめております。お気軽にお問い合わせください。
(材料詳細はこちらから)

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技術資料

  1. インサート使用上の注意点・挿入方法について
    インサートを使用する際の注意点、挿入方法について説明します。
  2. 加工寸法の許容差
    加工時の製品寸法や内径寸法について説明します。
  3. インサート材質について
    インサート材質について説明します。
  4. プラスチックについて説明します
    プラスチック(樹脂)とインサートの関係を説明します。
  5. 洗浄について
    製品の洗浄方法について説明します。
  6. 熱溶着機具(挿入機材)
    加熱機、加熱機用ドライバー類、ハンド式熱溶着機

製品一覧

成形後使用インサート

*各種寸法規格表はお問合せ下さい。

形状 品名 特徴 挿入方法 適合樹脂
ダッヂインサート(SD・FD) 薄い肉厚の相手材にも使用可能。 拡張方式 熱硬化性
熱可塑性
ビットインサート(SB・FB) 汎用タイプ。
コストが安くバランスが取れている。
熱圧入方式
圧入方式
熱可塑性
ウルトラサート(UDⅡ) テーパー形状。
セットしやすく熱伝導率が良い。
熱圧入方式 熱可塑性
ウルトラサート(UDⅣ・FU) 非対称ローレット形状。
引張、トルク強度に優れる。
熱圧入方式 熱可塑性
ミニビット(MIB) ミニサイズ。
相手材の小型化に対応。
熱圧入方式
圧入方式
熱可塑性

成型時使用インサート

形状 品名 特徴 挿入方法 適合樹脂
アヤ目インサート(X) 最も一般的なインサートナット。 同時成型 熱硬化性
熱可塑性
平目インサート(H) 特にトルクに優れる。 同時成型 熱硬化性
熱可塑性
溝入り(XE・HE) 溝を追加することで、引張力を増強。 同時成型 熱硬化性
熱可塑性
袋ネジ(XY・HY) 内径が貫通していない、インサート。 同時成型 熱硬化性
熱可塑性

その他の製品

形状 品名 特徴
ロングナット 6角ナット、全ネジ貫通
図面物 お客様のニーズに合わせた製品の試作/量産も行います

挿入方法一覧

拡張方式

拡張方式
  1. 相手材内径にインサートセット
  2. 所定位置までインサートを押し込む
  3. 拡張板を下げる

※2.3にはポンチ等を使用してください。

圧入方式

圧入方式
  1. 相手材内径にインサートセット
  2. 所定位置までインサートを押し込む

※2にはポンチ等を使用してください。

熱圧入方式

熱圧入方式
  1. 相手材内径にインサートセット
  2. インサートに熱を加える
  3. 所定位置までインサート挿入

※2.3には溶着機等を使用してください。

同時成形方式

同時成形方式
  1. 金型ピンにインサートをセット
  2. プラスチックを流し込む

挿入機器の紹介

NUTER(ナッター)

成形後インサートナットのドライバー熱溶着機

詳細はこちら

  • 加熱温度調整が可能
  • 埋設寸法精度が高い
  • 埋設作業が簡単で早い
  • 樹脂のはみ出しが少ない
  • 狭い場所でも埋設できる

ハンド式 熱溶着機

詳細はこちら

 

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